セパレートグリップ


Separate Grip

フェースが安定しない原因


――それは、無意識に動く手首や身体のわずかなブレにあります。
フェースの開閉やミスヒットへの不安から、必要以上にセンターヒットに意識を集中していませんか?
【セパレートグリップ】は、そうした不安定要素を抑え、フェースをスクエアに保つことをサポートします。
余計な力みを排除し、ブレの少ないストロークを実現。
自信を持ってパッティングに臨める、新しい選択肢です。
 

~しっかりボールを打てる~

 
パッティングの際、ボールの重さに押されるように手元がブレた経験はありませんか?
 
これは、両手をグリップ上部に添えることで力が入らないことで、安定性を失うことに起因します。
 
この現象を防ぐために重要なのは、「グリップをしっかりと持つ」こと。
魚を網ですくうとき、野球でバントをするとき、あるいは落ち葉をほうきで掃くとき――
 
自然と手を適度に離し、力を効率よく伝える姿勢をとっているはずです。
その手の間隔は、およそ50cm。パッティングでも同じ発想が活きてきます。
 
さらに、両手を寄せてグリップすると、フェースが左右に回転しやすくなり、打点がズレる一因にもなります。これは、グリップに力が入りにくく、手首が不安定になるためです。
 
まずは、しっかりとしたグリップ――それが、安定したストロークへの第一歩です。

〜狙いを外さないという強み〜

 
セパレートグリップのもうひとつの大きな特長は、「狙いを外しにくい」という点にあります。
魚をすくう網や虫取り網を思い出してください。左右の手を離して持つことで、微細なコントロールが可能となり、正確に対象をとらえることができます。
 
同様に、セパレートグリップを採用したパッティングでは、インパクト時のフェースのブレが最小限に抑えられ、フェースがボールに対して垂直に当たりやすくなります。
そのため、必ずしもセンターヒットでなくても、ボールは狙い通りの方向に転がりやすくなり、結果としてカップインの確率は大きく向上します。

〜身体が回らないというアドバンテージ〜

 
セパレートグリップの第3の特長は、下半身の安定性にあります。
足を広げることで軸がしっかりと定まり、余分な身体の回転が抑えられるため、ストロークの再現性が高まります。
 
さらに、セパレートグリップによってフェースの動きも安定。
たとえ完璧なセンターヒットでなくても、ボールは狙ったラインに対して真っすぐ転がりやすくなります。
 
この“ぶれない感覚”こそが、プレーヤーに大きな安心感と自信をもたらすのです。